バルセロナ宿泊にオススメのエリア TOP5
バルセロナといっても特徴がさまざまなエリアが沢山あり、宿泊するのにどのエリアが良いか迷う、、、そんな相談を頂く事も多々あります。同様に、旅行サイト、Tripadvisorなどでは常にバルセロナどのエリアに宿泊するのがベストなのか、、といったコメントにあふれています。
それぞれのエリアによって異なる顔を持ち、また、観光地へのアクセスも考慮しなければならないため、その人の嗜好にあったエリアを選択するのは簡単ではありません。こうした悩みの解決策になればと、バルセロナ宿泊にオススメのエリア、TOP5をご紹介します。
全てのエリアがメトロへのアクセスが良好であるため、バルセロナでオススメしないエリアなどはありませんが、それぞれ皆様のプロフィールや興味に合わせて、本稿を参照にどこに宿泊するかなどご検討ください。
バルセロナ市内のエリア区分け
バルセロナ市内はいくつかのエリアに区分けされます。それぞれ地域の特性があり、同じ市内にもかかわらず、雰囲気が異なります。
少し前のガイドブック等ではさびれたエリアで治安が良くない、と言われているエリアであっても、再開発が進みモダンなエリアになっているところもあります。
なお、記事で紹介したDiagonal Mar – Front Maritim(ディアゴナル・マル&フロント・マリティム)は、地図にあるDiagonalという大通りと海岸が接するエリアになりますので、この地図の外側、右下の方面に位置します。
▲1部、割愛しているところもありますが、ざっくりこのマップを見ると観光スポットもなんとなく把握できます。
No.1 – エイシャンプラ地区 / l’ Eixample
エイシャンプラ地区のトップ5入りは、疑念の余地なし。満場一致です。
初めて訪れる人にとって、エイシャンプラはバルセロナに滞在するのにベストなエリアと言ってしまって良いと思います。
エイシャンプラのホテルは、バルセロナのホテルにおいても様々な嗜好にあったホテルの選択肢があると考えています。いわゆるモダンスタイルの建築が多く、有名なホテルはもちろん、少し控えめな予算にもあったホテルのチョイスも存在。
ただし、このエイシャンプラは他のエリアと比べた時に広範囲であるため、ホテルの正確な位置を把握しなければならない点に注意。場所やアクセスの良さという観点では、エイシャンプラの中でも、グラシア通りに面したホテルがオススメ。
エイシャンプラ宿泊のメリット
- バルセロナの中でもファッショナブルな地区。美しいモダンな建築も多数存在。
- 近隣に観光やショッピングに適したポイントが多数。
- バルセロナのほぼ中心に位置するため、隣接するエリアには徒歩で向かうことも可能。
- バルやレストランが集中しており、選択肢に困らない。
エイシャンプラ宿泊の注意点
- 隣接するメインストリートは交通量が多い。
- エイシャンプラのエリアは広域にわたるため、ホテルの位置に注意。
- ホテルの宿泊価格の相場は市内の平均と比べ高価。
エイシャンプラで宿泊するならココ
以下のホテルが今回オススメするホテルです。
- アコ スイート
- B ホテル
- ホテル ソーホー
- ホテル U232
- ホテル ブエリングBCN ← 欧州LCCのVuelingグループ
- レトローム バルセロナ
- マンダリン オリエンタル ← バーがオススメ
- オリビア バルメス
- プラティクティック ベーカリー ← ベーカリー併設、オススメ
- プラクティック ガーデン
- プラクティック ランブラ
- プラクティック ビノテカ
No.2 グラシア地区 / Gracia
グラシア地区は、エイシャンプラ地区の延長線上に位置する、非常に人気のある地区です。
まだ観光という色彩よりも、地元バルセロナ市民の集う地域といった色が強く、カタルーニャやバルセロナの文化を肌感覚で体感できます。多くのバルセロナ市民は土日になるとグラシアの広場やバルに出かけて、ビールを飲みながらバルサのゲームを見る、というような、現地在住スペイン人の生活を垣間見る事ができます。
これを表す様に、グラシアで宿泊施設を検索すると、いわゆるアパートを短期滞在施設として、デイユースの様な形態が非常に多く見受けられます。
グラシア地区滞在のメリット
- 強烈に地域住民の生活を体感できる、今でこそ少しずつ観光客も足を運び始めましたが、非常にトラディショナルな地域です。
- 現地在住スペイン人の集まるバル、レストラン、ナイトライフがたくさんあります。
グラシア地域に滞在しない人の意見
- メインストリートは夜に非常に騒がしく、ホテルの防音などの施設はイマイチ。落ち着いた睡眠を求めるのであれば、あまり推奨しません。
- グラシア地区のメトロの位置に注意しないと、他の観光地へのアクセスに苦労してしまう可能性があります。
グラシア地域のオススメ宿泊施設
グラシア地域のオススメ宿泊施設は今回1つのみ。
- ジェネレーター バルセロナ
その他、インターネット等で検索すると、日本で言う賃貸の様な形で部屋を貸し出しているところも沢山あります。Airbnbなどでグラシアエリアで検索してみるのもオススメです。
No.3 ラバル / El Raval
ラバル地区は、バルセロナの中でも近年非常に活力を取り戻しつつある地区の一つです。以前までは治安が心配されたり、いわゆる売春を待つ人たちが夜な夜な待ちに繰り出している地域でした。
少し前のボルン地区のように、ファッションショップが新たに店舗を構える、モダンな地域へと変貌を遂げています。が、移民もこちらの地区に多く住んでいることから、全くもって安全!と言い切ることはまだできません。しかしながら、上記の写真にあるように、築年数の浅いデザインホテル、リーズナブルな価格のホテル、ホステル、ペンションが非常に多く、選択肢には困らないものと思われます。
ラバル地区滞在のメリット
- ラバルは、ゴシックやボルンのような観光客が沢山集まる地域ではなく、バルセロナに強い帰属意識を持った人々が生活する地域。
- 近隣に観光スポットが多数点在。
- バルセロナ全体へのアクセスも良好。
- デザインホテルが多数存在。
- レストラン、バルが多数存在。また、アフリカやアジアの食材が手に入るお店も多く存在。
ラバルをオススメしない人の意見
- 昼夜を問わず、活気があふれており、落ち着く環境とは言いにくい。
- ホテルの防音設備がイマイチ。(もちろん宿泊先にもよりけり)
- 近隣の通りのいくつかにおいて、特に夜間ですが、出歩くのに注意が必要です。非常にさびれた感じのある通りもちらほら。
- 近隣の一部のエリアはやはり過去の治安の悪さを指摘されうる環境のまま。慎重に場所を選ぶ必要があります。
ラバルのオススメ宿泊施設
ラバルに位置するユニークでインパクトのあるホテルをチョイス。
- アンダンテ ホテル
- ホテル アクタミミック
- ホテル エスパーニャ
No.4 サンツ&モンジュイック / Sants & Montjuic
サンツ・モンジュイックは、バルセロナで最も大きな地区になります。サンツ駅や、様々なカンファレンスの会場として利用されるスペイン広場が近いことから、宿泊関連の施設は大変豊富です。スペイン広場にあるフィラ バルセロナで有名なのは3月に行われるワールド・モバイル・カンファレンスで、FacebookのCEO、ザッカーバーグなども講演したりしていましたね。このエリア、ホテルのグレード水準は平均的に高く、他の観光エリアよりも低価格でハイグレードなホテルも存在します。
サンツ・モンジュイック地域に滞在するメリット
- リーズナブルな価格で宿泊できるホテルが多数存在。
- 噴水やイルミネーションが有名なスペイン広場、カンファレンス会場へのアクセスが良好。ビジネスユースなど非常に多いエリアです。
- バルセロナ市内へのアクセスが良くとても便利です。空港、レンフェの駅(サンツ)などへのアクセスが非常によく、遅い時間、または早朝のフライトでも空港まで2-30分で移動できます。
サンツ・モンジュイック地域に滞在しない方が良いとする意見
- 移動に際してはメトロ、バス以外の選択肢が狭まってしまう点。このエリアは非常に交通量が多く、レンタカーでの移動では渋滞に巻き込まれる可能性が非常に高いです。
- サンツ・モンジュイックは他の地区と比べて広域であるため、同じ地区でもホテルの場所選びには注意が必要。サンツ駅から少し離れたエリアや、ポブレセックというエリアは移民が比較的多く、治安が良いとは言えないエリアも存在します。
サンツ・モンジュイックのオススメ宿泊施設
サンツ・モンジュイックに位置するオススメ宿泊施設、非常にユニークなホテルです。
- ジャスト スタイル アパートメント
- ザ アーバン スイート
No.5 ディアゴナル マール&フロントマリティム
今回5位に選定したエリアはディアゴナル・マール&フロントマリティム、地中海に面したエリアです。
バルセロナの主要な観光スポットから少し離れたエリアですが、非常にインパクトのあるエリアと言えます。このエリアに存在する、サン・マルティという一角には、クオリティの高いビジネスホテルやラグジュアリーホテルが集中しており、現在のバルセロナでは最も近代的なエリアと言いきれます。週末やバケーションシーズンでのゲストをターゲットとしているため、このエリアのホテルでは、非常に競争力のサービスを提供しています。
ディアゴナル・マール、フロントマリティム滞在のメリット
- 高層ビル、高級な建物など、バルセロナの近代的な建築を体感できます。近隣の公園なども非常にキレイ。
- このエリアに宿泊するとビーチへのアクセス良好であるため、ゆったりとした午後を過ごすには最適。
- 大型スーパーやブランドショップが立ち並ぶショッピングモールがあり、非常に便利。
- 地下鉄、バス、トラムでバルセロナの他のエリアへのアクセスも良好。
- バルセロナの中で最もビーチに近いエリアなので、リゾートに最適。
ディアゴナル・マール、フロントマリティムに滞在をオススメしない意見
- サグラダ・ファミリアなどの観光スポットへのアクセスという観点で、公共交通機関を利用する必要があります。目的地にもよりますが、どこに行くにも15-30分ほどの時間がかかります。
- ホテルの位置によっては、夕方以降、閑散としているエリアもあるため、ナイトライフを満喫したい場合は少し距離があります。
ディアゴナルマール、フロントマリティムのオススメ宿泊施設
ディアゴナル・マール、フロントマリティムのオススメホテルは以下のとおり。
- ホテルバルセロ アテネアマール
- ヴィンチビット
いかがでしたでしょうか。
ヨーロッパへの渡航となると滞在日数は限られているので、旅行の嗜好に合わせて、できる事なら時間をかけてゆっくりと、滞在するエリアについても考えてみることをオススメします!